アトリエ・スワン

白鳥のblog

消せない足跡 / 白鳥

日記・その他 > スワンの徒然なる日々
先週・今週と、近所では田植えが真っ盛りだった。

田圃に水がはられると同時に、毎年、カエルの大合唱が始まる。
田舎暮らしゆえ、周囲は田圃だらけ。
夜、窓を開けていると、カエルの大合唱でTVの音が聞こえにくいほどだ。

気が付けば、もう1年の半分が過ぎた。
慌ただしい毎日の中で、季節だけは確実に流れている。


リリーの母猫・ミルがお星様になって、はや2ヶ月が経つ。
私は最後の姿を見ていないので、なんだか今でも元気でいるような気がする。
田圃でカエルを追いかけたり、雑木林の中でお昼寝しているような気がする。


ミルが亡くなる数日前に雨が降った。
だからベランダには、ぬかるんだあぜ道を歩いた来たミルの足跡が、
まだくっきりと残っている。

マンションのベランダは、規約で水を流してはいけない。
掃除する時は、箒で掃いたあと雑巾で水拭きをするのだが、
このミルの足跡だけは消すことができないでいる。

小さな小さなミルの足跡。
でも力強いミルの足跡。
精一杯、野良猫として生きたミルの証のような気がして・・・

時の流れの中で、いつかは足跡も消えてしまうのだろう。
自然に消えるその時まで、この足跡は残しておこうと思う。


リリーは今でも、窓辺でミルが遊びに来るのを待っている。
その姿を見るたび、ミルのことを思うたび、
何もできなかった自分が悔やまれてならない。

せめてもの償いは、ミルの忘れ形見のリリーを今以上に大切にすることだろう。


老いは、人間だけでなくペットにも訪れる。
「介護問題」は、何も人間だけに限ったことではない。

その事を真正面から書かれている、お友達のメリーさんの老犬生活のブログには、
色々と考えさせられることが多く、とても参考になっている。

ペットを飼う=家族になる、ということだ。

何があっても、最後まで一緒にリリーと暮らそう。
ただ可愛がるだけでなく、責任を持って老後もしっかりと看よう。

リリーは私に幸せと癒しを与えてくれる、愛する家族の一員なのだから。

2008年6月15日(日) at 02:55