blog

hira009のblog

HOME > 釣り > 天ズボと天秤フカセは違います

天ズボと天秤フカセは違います  /  hira009

HOME > 釣り
今年も初釣りで真鯛釣っちゃいました。
完全フカセの釣友Aさんはボーズ
天秤ズボの釣友Bさんもボーズ



時化続きの冬の日本海、ようやく凪に恵まれた2月2日、丹後半島間人の『梅垣丸』で初釣りに出船しました。メンバーは今年もおなじみ「住友小物釣研究会」の、宮野さん、砂山さん、倉原さんと私の4人です。

雪景色の峠を越えて安全運転で朝の9時に間人港に着くと、梅垣船長が出船準備を終えて待っていてくれました。新年の挨拶の後、早速作戦会議。船長が「しばらく出船していないので様子が分からない。土産狙いに深場に入って胴付仕掛けでチダイ釣りから始めるか、最初から大物狙いでフカセの出来る浅場に入るか、どうしますか?」と聞いてこられます。

しかし、一昨年の初釣りでは私が87cmと72cm、昨年の初釣りでは、倉原さんが86cm、宮野さんが84cmと82cmの2枚食い、私も72cmの大鯛ラッシュの記憶が忘れられず、「まずは大物狙って浅場でフカセ釣りからはじめて、気配が無ければ土産狙いで80m線の深場に入る」作戦で出船しました。

凪の海を15分ほど走り、水深45mの漁礁の潮下に錨を下ろして釣り開始。船尾の宮野さんと私が完全フカセを開始。砂山さんと倉原さんは天秤ズボで船下を探り始めました。撒き餌のオキアミを水面に撒くと、適度の速さで船尾方向に流れていますが、砂山さんの天秤ズボ仕掛けの道糸を見ると、ほとんど真下に落ちているので2枚潮のようです。

ハリスはシーガー7号を15m、針は真鯛王12号、3本針の自作の完全フカセ仕掛けにサルカンを1つ付けて道糸につなぎ、先針から順番にオキアミを2匹抱き合わせで刺して仕掛けを海中に入れていきます。最初の1流し目は様子を見るため、竿受けに竿を乗せたまま竿先から道糸を手で15m手繰り一旦クラッチを入れます。2〜3分して潮に仕掛けが乗って道糸が張ってから、クラッチを切って竿を手持ちにして、仕掛けの重さを竿先に感じながら親指でスプールをサミングしながら道糸を送っていきます。

すると20m付近から道糸の出が止まり、道糸の角度が真下に変わり、30m付近からは右方向に向かう複雑な潮具合のようです。この潮では、撒き餌と仕掛けを同調させるのが難しそうです。15分ほどかけて60mまで流してから、仕掛けを回収すると、1番目と2番目の餌は取られて3番目の餌が残って上がってきました。真鯛が食うとしたら、ポイントは50m付近のようです。

2投目以降は、40m付近から仕掛けの落下を更に緩めて真鯛が餌取りの棚の上に浮いてきて餌を食うのを待ちますが、水温が低いためか真鯛の活性が悪いようでアタリが出てくれません。ようやく11時ごろに、45mで竿いっぱい誘いをかけてゆっくりと竿先を下げているところで、愛竿「Daiwaの船かかりづり3号」の柔らかい竿先をコツンと押さえるアタリが出ました。水温が低いためかリールを逆転させるほどの勢いはありませんが、合わせると真鯛特有の心地よい三段引きで40cm弱の真鯛が上がってきました。

これで連続ヒットパターン成立かと期待を込めて仕掛けを入れなおしましたが、その後アタリが出てくれません。船長のアドバイスもあり、天秤に60号のオモリを付けてウキ流しも試してみましたが餌が取られるばかりでアタリが出てくれません。

時計を見ると13時。ここで船長判断で場所移動。それでもフカセで真鯛が狙えるようにと水深は60m。宮野さんは早速フカセ仕掛けを流し始めましたが、私はそのままウキ下を30mにしてウキ流しを継続。数投目に目の前でウキが入り40cm弱の真鯛が上がり、お土産を確保。これで心置きなく、フカセで大鯛が狙えます。ここも、上潮は船尾、中潮は真下、底潮は右へ流れる3枚潮で、撒き餌と仕掛けを同調させるのが難しそうです。一流し20分ほどかけて道糸を張って、仕掛けを底潮に乗せながら探りましたが、アタリが出てくれません。

そこで、底潮に仕掛けを乗せながら撒き餌と仕掛けを同調させるため、カゴフカセを試してみる事にしました。サルカン部分にナイロンの撒き餌カゴを付け中通しの0.5号のオモリを付けて仕掛けを投入し、リールのクラッチを切っておくと撒き餌カゴとオモリの重さで、仕掛けは真下に落ちていきます。30mまで落ちたところで、クラッチを入れてスプール回転を止めて数分待つと、仕掛けが底潮に乗って、道糸の角度が右に変わりました。ここからはクラッチを切ってスプールを指で押さえながら、仕掛けを潮下に流し込んでいきます。ここで船長から「それで食わなかったら移動しましょう」と声がかかり、他のメンバーも仕掛けを上げ始めました。

40mでゆっくりと竿を潮上にあおって撒き餌を出し、撒き餌の帯の中を刺し餌が滑り込むようにゆっくりと竿先を潮に合わせて送っていると、ギュン、と竿先を押さえるアタリが出てくれました。待望のアタリに「来た!」と声を上げ、リールのクラッチを入れて道糸を巻きながら、大きく合わせを入れました。すると、予想に反して竿が根元まで曲がりました。大物の様子で、強引に腰が浮きます。

シーボーグ500ZFTが重たそうな音を立てながら、何とか巻上げを開始。あとは、3段引きに合わせて竿の角度を保ったままで引きをいなせば、愛竿の弾力で魚は浮いてきてくれます。数分後、どんよりとした雪雲を映した海面に、あざやかな朱色が浮かびました。72cmの綺麗なメスの大鯛。今年も初釣で大鯛を釣り上げる事ができました。釣り人に似たのか、ポッテリ肥えた、見るからに美味しそうな真鯛です。すぐに、針を結び直して仕掛けを投入すると、やはり40mを過ぎたところで、誘いをかけた竿先をギュンと押さえて美味頃の52cmが登場。

初釣り!72cmの真鯛



右隣で釣っていた砂山さんに、棚と釣り方を教えると、さすがは天秤釣り大好きな砂山さん、ちょっとしたヒントで、確実に棚合わせと誘いをしてすぐに結果を出してくれました。1号のオモリで30mまで沈め、そこから撒き餌を振りながらじっくりと仕掛けを落とし、35cmクラスを3枚続けて絶好調、そして4枚目は竿先がギュンと入って60cmをゲット。怒涛の4連荘で日没納竿となりました。

私のアドバイスですぐに60cmを上げた砂山さん さすがです


大物狙いの宮野さんは、最後まで完全フカセで釣り続けた結果、納得のボーズ。船首に便乗していた倉原さんも、あまりの寒さにバーボンを1瓶空にして風裏で熟睡していたので、これも必然のボーズ。

2人の釣果、私も4枚、砂山さんも4枚


帰港しての反省会では、船長が一言「こんな状況でよくフカセで粘りましたね」とあきれた様に誉めてくれました。魚釣りは自然相手の趣味ですので、魚の食い気や水温、潮や風向きなど、釣行の都度、状況が違います。その日その日の状況に合わせて、自分の「釣技の引き出し」から試行錯誤した結果、仕留めた大物は何より最高です。




翌日、自宅で真鯛の料理を始めると、期待通りの脂のりのり。お腹の内側は真っ白な脂で、完全なメタボ状態。包丁の刃は白く曇り、刺身の表面は虹色に輝いています。

メタボのお腹、中央の白い塊は脂です


定番の刺身、鯛シャブ、幽庵焼き、のフルコースに加え、保存は味噌漬け。今回はさらに、みぞれ煮にもチャレンジ。真鯛の切り身に塩コショウして、片栗粉を漬けてから180℃ほどの高温でからっと揚げる(このまま熱々にレモンをかけて食べても最高ですが)。鍋に市販の蕎麦ダシを入れ沸騰したら揚げた真鯛をさっとくぐらせ器に盛り、残った煮汁にたっぷり大根おろしを入れて、最後に水溶き片栗粉でとろみを付けて、真鯛の上にかければ出来上がり。とろみのあるダシ汁とホクホクの真鯛の白身が最高です。是非、一度お試し下さい。









真鯛のお腹からは、中指2本分ほどの真子が出てきましたので、乗込みの準備中か?まだまだ、時化の日が多く出船日が限られますが、3月になれば乗込み第一陣も接岸し、一発大型真鯛や中型真鯛の2桁釣りなど、丹後半島にもようやく春が訪れます。今から、早めに予約しておく事をお勧めします。




鯛シャブ好きな人? は〜〜い     寒梅好きな人? はい、はい、は〜〜い



やっぱ仕上げは雑炊ですね


釣行情報
釣り日 2008年02月02日
釣り場 京都府 間人
種別 場所 沖釣り(船宿利用)
手法 餌釣り
天気 曇り

釣果情報
魚種 サイズ 重さ
真鯛 4 72cm 3.5kg


2008年2月22日(金) at 22:33