亡国のイージス〜原作編〜 / ゆけぞう
本 > よんだぁ?

興行成績をぐんぐん伸ばしてる「亡国のイージス」。
今回は夏らしく、読書感想文。
映画については大絶賛してたあたし。
原作を読んでいた方には賛否両論あるようだけれども・・・
まだ読んでないし、映画見る前に読むべき〜?と思ってらっしゃる方、もし、時間に余裕があるなら、
「読んで!!」と腕にすがってお願いしたい!
で、もし、
「おいら読書好き
って方、
まず「トゥエルブY.O」読んで!!
トゥエルブは亡国の導入部なんです。
どうして「亡国」なのか。
「辺野古ディストラクション」の詳細
「トゥエルブ」の意味
を踏まえて亡国を読み始めるとあなたも福井晴敏のと・り・こ
福井さんの本には、
○意思の強そうな目をした少年
○非常に強い少女
○冷徹な男
○昭和を彷彿とさせる熱い中年男
が必ず登場する。
勝手ながらそのあたりは、なんとなく「少年漫画を読んで育ってきた男の子の理想世界」という気がするんだけど
最初は、「こんなおっさん熱っくるしいだけやん
この本を読むと、あたしは決して戦争賛成者でも、9条改正論者でもないけれど、今の日本の状況がいかに不安定で、崩壊の危機に瀕しているのに、あたしたちって安穏と暮らしてるんだろう、って思ってしまう。
この辺りはまたあたしの大好きな麻生幾の
「宣戦布告」
とも似通っているんだけれども、やっぱり日本って本当に平和なんだろうと思う。
「郵政民営化」だけが柱の選挙戦で、ニュースもそればっかりやってられるってことは、あたしたちの知らないどこかで、あたしたちの想像もつかない大きな力で、この日々の平和を守ってくれてるってこと。
「よく見ろ日本人。これが戦争だ」
映画の中で、中井貴一扮する朝鮮人ヨンファが吐く言葉。
戦争はメディアの中でしか知らないあたしたちは、きっと、毎日生きてくので精一杯な彼ら北朝鮮人の思いも、
陸続きで隣に得体の知れない国を抱えてる韓国人の思いさえも本当はわからないのかもしれない。
(余談だが韓国男性がオトコマエに見えるのは徴兵制度があるからではないかとちと思ったりしている)
アクションの展開の速さの中に、人間だからこそ持つ複雑な感情を織り込んで、先へ先へと読ませる本です。
文庫本で上中下。トゥエルブYOも合わせると全4巻にもなってしまうけれど、きっと睡眠時間を惜しんでも読んでしまうと思います。
どーしても間にあわねぇ
映画を先に観ちゃって下さい。
スケールがでかいから、おうちで観るより良いと思う。
その後、キャストを思い浮かべながら読むのもまたオツなもの、と思います。
2005年8月22日(月) at 22:40 / コメント( 0 )/ トラックバック( 0 )
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