大川平荒馬ツーリング3日目「焼肉パーティ」 / 旧道者
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2006年8月5日、目覚めは最悪だった。勿論原因は昨日の焼酎一気飲みだった。無茶はするもんでないな。
鉛のように重い身体を引きずり、半ば這うようにして会館隣の商店にある自販機でお茶を買って飲むが、アルコールが抜ける気配がない。
今日は8時集合だ。それまでに何とかしなければ・・・。
トイレに行って少し戻してしまった。相当重症だな。これからバスに乗って今別へ移動するが、大丈夫なのか不安だ。皆の前でゲロなんてみっともない真似は御免だからな。
意を決してバスに乗る。意外となんともなかった、皆と一緒にバスに乗るのが遠足みたいで楽しくて、胃が気持ち悪いことを忘れていたのかもしれない。エラいもんだ。
r12とR280の交差点付近でバスが止まった。今日の運行はここからスタートして今別中心部を回って西部漁協まで行き、その後バスに乗って少し山手の方を登り、下りで運行するということだ。
お囃子が始まった。俺は歩くのがやっとだったので、撮影に徹することとなった。
無茶な飲み方をしたことを激しく後悔しながら、カメラを構えてついていく。
酔いさえなければ参加出来るのだが、果たして大川平以外の地域で見せられるほどのレベルではない俺の馬を披露してもいいものか。
正反対の思いが俺の中で交錯する。

r12、R280ともに広く整備されており、スピードの出やすい道だ。しかし警備員の方がしっかり誘導してくれるので安心だ。
雲ひとつない快晴。今年の荒馬も天候に恵まれてよかった。
昨日酷王を押してついて行った道を通る。酔いは、だいぶ覚めてきた。
西部漁協に着いた。昨日の人だかりとは打って変わって、静かでゆっくりとした時間が流れていた。
ここでバスに乗って、山手の方、鍋田・関口という地区へと向かった。
山に向かって伸びる坂を登り、バスを降りると再び運行が開始された。

自然一杯の田舎道の風景に溶け込む荒馬。

手綱を放り上げたときに、全ての手綱が一直線に並んだ写真が撮れるという方が毎年訪れているということで、俺も挑戦してみたが、これが精一杯。撮影ってのは本当に難しいものだな。

どこまでも続く青空と広がる大自然。こんな風景に囲まれて、来年こそは踊りたいものだ。
随分と坂を下り、少し集落に入ったところで、運行は終わった。
その終わる寸前だったか、太鼓を敲くことを勧めてもらうことができた。太鼓は去年の7月に一度ふみあきさんから教わっている。
自宅でもちょくちょく練習していたので、やってみた。
やはり他の皆のようにはうまくはいかない。そりゃそうだ、今回が初披露なのだから。しかし、本当に短い時間だったが、本当に楽しいひと時だった。酒にのまれてしまい、うなだれていた気持ちを埋めることができた。
運行を終え、大川平へ帰る。皆がバスに乗り込む中、大川平から運行開始場所、西部漁協から鍋田方面へ太鼓を牽引して移動した軽トラが目に入った。
気が付いたら軽トラの荷台に乗っていた。最後の最後で敲かせてくれた太鼓と最後まで一緒に帰りたかったような、そんな気がした。
牽引とはいっても、紐で繋ぐのではなく、荷台に乗った人間が、太鼓が軽トラから離れるように支えておくのだ。
太鼓の下に置いた撥をぶちまけぬよう、慎重に運んだのだった。
大川平に戻る。昼からは資料館のグランドで焼肉パーティが開催される。この焼肉パーティに出席するのも今回が初めてだ。
木陰にビニールシートをひき、パーティは開始された。出てきた料理はホルモン焼き。だがただのホルモン焼きではなかった。
この今別で料理したてのものだった。後に出てきたイワナも、野菜類も。全てだ。婦人会の方々がつくったおにぎりも出てきた。深い愛情がこもっているのが一目見て分かるぐらいだった。

こんなものがタダで食えたことがあっただろうか。とれたての美味い食べ物は高級店で金を積めば食べることができる。しかしこの深い愛情だけは、どれだけ金を積もうが、どれだけ地位や名誉を手に入れようが、そんな方法では到底得ることはできないものだ。
こんなにも美味いものは後にも先にも、ここでしか味わえないだろう。
ここの人たちには本当に頭が下がる思いだ。


焼肉パーティは大いに盛り上がった。このあと会館に戻っても、ちょっとした夜の宴会があり、俺たちの盛り上がりはとどまることを知らなかった。
(4日目その1に続く)
鉛のように重い身体を引きずり、半ば這うようにして会館隣の商店にある自販機でお茶を買って飲むが、アルコールが抜ける気配がない。
今日は8時集合だ。それまでに何とかしなければ・・・。
トイレに行って少し戻してしまった。相当重症だな。これからバスに乗って今別へ移動するが、大丈夫なのか不安だ。皆の前でゲロなんてみっともない真似は御免だからな。
意を決してバスに乗る。意外となんともなかった、皆と一緒にバスに乗るのが遠足みたいで楽しくて、胃が気持ち悪いことを忘れていたのかもしれない。エラいもんだ。
r12とR280の交差点付近でバスが止まった。今日の運行はここからスタートして今別中心部を回って西部漁協まで行き、その後バスに乗って少し山手の方を登り、下りで運行するということだ。
お囃子が始まった。俺は歩くのがやっとだったので、撮影に徹することとなった。
無茶な飲み方をしたことを激しく後悔しながら、カメラを構えてついていく。
酔いさえなければ参加出来るのだが、果たして大川平以外の地域で見せられるほどのレベルではない俺の馬を披露してもいいものか。
正反対の思いが俺の中で交錯する。

r12、R280ともに広く整備されており、スピードの出やすい道だ。しかし警備員の方がしっかり誘導してくれるので安心だ。
雲ひとつない快晴。今年の荒馬も天候に恵まれてよかった。昨日酷王を押してついて行った道を通る。酔いは、だいぶ覚めてきた。
西部漁協に着いた。昨日の人だかりとは打って変わって、静かでゆっくりとした時間が流れていた。ここでバスに乗って、山手の方、鍋田・関口という地区へと向かった。
山に向かって伸びる坂を登り、バスを降りると再び運行が開始された。

自然一杯の田舎道の風景に溶け込む荒馬。
手綱を放り上げたときに、全ての手綱が一直線に並んだ写真が撮れるという方が毎年訪れているということで、俺も挑戦してみたが、これが精一杯。撮影ってのは本当に難しいものだな。

どこまでも続く青空と広がる大自然。こんな風景に囲まれて、来年こそは踊りたいものだ。
随分と坂を下り、少し集落に入ったところで、運行は終わった。
その終わる寸前だったか、太鼓を敲くことを勧めてもらうことができた。太鼓は去年の7月に一度ふみあきさんから教わっている。
自宅でもちょくちょく練習していたので、やってみた。
やはり他の皆のようにはうまくはいかない。そりゃそうだ、今回が初披露なのだから。しかし、本当に短い時間だったが、本当に楽しいひと時だった。酒にのまれてしまい、うなだれていた気持ちを埋めることができた。
運行を終え、大川平へ帰る。皆がバスに乗り込む中、大川平から運行開始場所、西部漁協から鍋田方面へ太鼓を牽引して移動した軽トラが目に入った。
気が付いたら軽トラの荷台に乗っていた。最後の最後で敲かせてくれた太鼓と最後まで一緒に帰りたかったような、そんな気がした。
牽引とはいっても、紐で繋ぐのではなく、荷台に乗った人間が、太鼓が軽トラから離れるように支えておくのだ。
太鼓の下に置いた撥をぶちまけぬよう、慎重に運んだのだった。
大川平に戻る。昼からは資料館のグランドで焼肉パーティが開催される。この焼肉パーティに出席するのも今回が初めてだ。
木陰にビニールシートをひき、パーティは開始された。出てきた料理はホルモン焼き。だがただのホルモン焼きではなかった。
この今別で料理したてのものだった。後に出てきたイワナも、野菜類も。全てだ。婦人会の方々がつくったおにぎりも出てきた。深い愛情がこもっているのが一目見て分かるぐらいだった。

こんなものがタダで食えたことがあっただろうか。とれたての美味い食べ物は高級店で金を積めば食べることができる。しかしこの深い愛情だけは、どれだけ金を積もうが、どれだけ地位や名誉を手に入れようが、そんな方法では到底得ることはできないものだ。

こんなにも美味いものは後にも先にも、ここでしか味わえないだろう。
ここの人たちには本当に頭が下がる思いだ。


焼肉パーティは大いに盛り上がった。このあと会館に戻っても、ちょっとした夜の宴会があり、俺たちの盛り上がりはとどまることを知らなかった。
(4日目その1に続く)


