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大川平荒馬ツーリング'07 その2「温泉と険道と」 / 旧道者

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八甲田の山中には幾つもの温泉が湧いている。その中でも俺の特にお気に入りの温泉である、谷地温泉へ向かった。

谷地温泉は十和田ゴールドラインから少し逸れたところにある小さな混浴温泉。混浴だけに泉質はピカイチで基本的には湯治湯なのだが、洗い場もあったりする。残念ながら若い女の子と混浴することはできなかったが、汗を洗い流すことができ、また身体にあの硫黄泉の心地よい匂いを纏うことができた。

かれこれ1時間ほど温泉に浸かっていたんだが、雨は一向にやむ気配がない。合羽は酷王のスクリーンの下にあり、今そこまで行くと確実に濡れる。温泉が台無しだ。

温泉施設の入口付近ではイワナの塩焼きが売られている。ここに来たときにはいつも食べているのだ。
いつもは1匹だけ食べているのだが、今日は思い切って3匹食べることにした。ちょうど昼だし。

焼きたてホヤホヤの魚は美味い。何気に俺は魚介類が一番好きだったりするのだ。

3匹のイワナを平らげ、それなりに腹は膨れたが、雨は依然変わらず降り続いている。これ以上待っていても埒があかないので出発する。

やはり濡れるのは避けられなかった。しかもよく見ると合羽からうっすらと浸水している。こりゃ買い替え時だわ。
また気持ち悪くなってきたので、谷地温泉から青森市街へ行く途中にある酸ヶ湯温泉に入ることにした。

酸ヶ湯温泉といえば混浴の千人風呂で有名な温泉だ。有名どころだけに人が集まる。しかし集まるのは男が大半。
浴場は男女同一だが、男ゾーンと女ゾーンに分かれており、浴場内の通路はついたてで仕切られている。女ゾーンと男ゾーンが互いに丸見えなのは千人風呂のみとなっているのだ。それゆえかどうかは分からないが、とにかく千人風呂周辺の男ゾーンには男で溢れ返っている。しかも女ゾーンへ中途半端に身体の一部を入れている輩までいて、番台のおっちゃんがしばしば注意しに来る。去年GWに指摘したマナーの悪さが今回も健在だった。

俺が20代の女ならとても入っていける雰囲気ではない。

温泉から上がると雨はやんでいた。合羽なしでも大丈夫だが、乾かすのが難儀なので、合羽を着たまま出発する。

酸ヶ湯温泉と聞いて思い出すのは混浴以外にもう一つある。それは青森県道122号・酸ヶ湯高田線の存在だ。
地図で見ると、十和田ゴールドラインから何の変哲もない黄色い線が分岐し、青森市街へと続いている。これがこの県道122号なのだが、実はほぼ全線がダートの険道なのである。

俺は以前からその分岐をさがしているのだが、見つからなかった。というのも今まで探したのが全部GWだからだ。
GWの十和田ゴールドラインといえば雪の壁がまだ残っている。冬のあいだこの近辺の道は酸ヶ湯温泉までしか除雪されていないため、見つからなくて当然だ。
しかし今は真夏だ。いかに雪国だろうとも標高が1000m近くあろうとも、このくらいの環境で万年雪などあろう筈もない。

酸ヶ湯から青森市街へ向かって走りながら、辺りを見回す。細かいダートの分岐が幾つも現れ、混乱しそうになっていたところで、それまでよりも明らかにまともっぽい分岐があらわれた。

但しダートである。

入口には何やら看板が立っている。まともだと判断した原因はこれ。

怪しい、怪しすぎる。
とりあえず酷王を停めて、歩いて進入してみたが、入って100mも歩かないうちにありましたよ、ヘキサが!!

思わず突っ込んでしまったではないか!!

驚きと笑いをこらえるのに必死で、写真がブレている。

2枚目はブレずに撮れたが、ハイビームにしていたので酷王がおかしくなっている。

残念ながら今回は時間がないのと、路面が濡れているのとで、ヘキサの写真を撮るだけで大人しく引き返す。
青森県道122号・酸ヶ湯高田線、いつか全線走破してやる。

てか道活動なんてやってる場合かよ、俺!!
2007年8月20日(月) at 23:28