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大川平荒馬ツーリング'07 その3「帰るべき故郷」 / 旧道者

おでかけ・旅 > 大川平つながり
時間は既に2時前。合同運行は6時から。ちょっと時間が押してきた。
途中サンドラに前を付かれ、あまりの遅さにイライラしながらも青森市街へ降りてきたが、雨上がりの湿気のせいかまた身体が汗ばんできた。去年はこんなことはなかった。今年は暑すぎるのか、はたまた歳のせいで脂っぽくなってきているということか・・・。

というわけでくさぶえ温泉に緊急入浴。身体を清め、再度出発。雨は上がり、晴れている。これなら合羽なしで行けるだろうと思ったが、R280に入った瞬間にまたしても雨・・・。畳んだ合羽を再度着るハメに。くそぅ、折角畳んだのに。

運行時間が迫っているのと、合羽についた雨を走行風で飛ばしてしまおうと、少し速度を上げ気味に走る。といってもR280は青森市街から蓬田付近までは広いバイパスとなる為、車の流れも速く、普通に流れに乗って走れば結構なペースとなるのだ。

バイパス区間が終わった辺りで雨がやんだ。合羽はまだ濡れているので畳むのは後まわしにして走る。

大川平に近づくにつれて、段々と気持ちが昂ぶっていることを実感する。あの2004年の運命的な出会いをきっかけに今まで10回以上も訪れた大川平。10回以上も訪れているぐらいだからこの辺りの風景も今はもう「おなじみの風景」だ。

「見飽きた」ではない。おなじみの風景だから毎回大川平への道を走ると妙に郷愁を感じるのだ。この感覚は、10年近く前、俺がバイクに乗り始めた頃、自分が生まれた町である寝屋川へ行き、前の家を訪れたときと微塵も違いはなかった。

俺は大川平に「帰ってきた」のだ。例え大川平で生まれた人間でなくとも、自分のふるさとだと思って心から愛することができる大川平に出会ったことを改めて誇りに思う。

小国峠を越えた頃には合羽が乾いているようだったので、道の駅いまべつアスクルの駐車場で畳み、大川平に向けて走り出す。
唐突に現れる荒馬の里資料館の看板を見て胸の高鳴りは最高潮、このまま大川平文化会館に直行したいところだったが、ガソリンが残り少ないということで、今別中心部にあるGSへ向かった。

GSに酷王を乗り入れると見覚えのある店員が現れた。だいきさんだった。

だいきさん、今別のよさこいチーム「つがる海峡ちゃか親童 北天舞悠」に所属する熱き男。本職はスタンドマンだ。
俺の姿を見るや否や、声をかけてくれた。去年、俺のような奴がいるから自分も盛り上がれると言ってくれた笛の男とともに語り合ったのを思い出した。

ガソリン満タン、そして俺の気持ちも満タンな状態で再度大川平にむけて走り出す。
そういえばつい3ヶ月前、GWに青森で行われた「青森春フェスティバル」でもだいきさんに会っている。あのときの彼の旗を振る姿は今も憶えている・・・そうだ、今日の合同運行の後は北天舞悠の演舞だった。楽しみにしていると言っておくのを忘れてたのをあとで気付くのだった。

大川平に入る。去年一昨年その前と、皆とともに練り歩いたあの道が、今も変わらない姿を見せてくれる。ただいま、大川平。今年もよろしく頼む。

たつきの家の前を横切り、文化会館に着くと早速みんなの姿があった。今年はその中に俺の弟の姿もある。弟は常日頃から一度大川平に行ってみたいと言っていた。今回その願いが叶い、初めての大川平でもそれなりに皆となじんでいるようだったわけで、兄貴としてもひと安心といったところか。

酷王から降りてメットを脱ぎ、皆に挨拶。今年も暖かく出迎えてくれて嬉しかった。あまりの嬉しさに舞い上がってしまう俺。
さっそく酷王をいつもの場所に停めようとしたが、今回は雨なので、会館の屋根の下に停めさせてくれるという。その言葉に甘えて屋根の下へと酷王を移動させたところ、会館内からバチ・ホリックのメンバーが続々と出てきた。

BATI・HOLIC、郷土芸能を元にした曲でもって演奏活動を行う、いわばアーティスト集団だ。最近では海外進出も頻繁に行っている。
2004年に俺が初めて大川平に来たときに話し相手をしてくれたのが彼らだ。それがきっかけで俺は彼らの公演があればしばしば訪れるようになった。
そんな俺の行動力が、彼らによればある意味尊敬の対象となっているのだとか。どんなことでも人から尊敬されるというのはいいものだが、俺とバチ・ホリックのように互いを尊敬し合えるというのはもっといいものだ。

俺は今ここ大川平にいる人間は全て尊敬している。大人も子供も、全部。バチホリを初め、京都から来る和太鼓ドンも、大分から来る荒馬 緒も、名古屋から来る音舞もだ。

ここにいれば全ての人が暖かい存在となるのだ。

ゆっこさんとなおさんが酷王に跨ってみたいと言うので、跨らせてみたら意外と好印象だったようで、暫し撮影会が執り行われた。

以後、いろんな人が酷王に跨っていたらしい。

酷王から荷物を降ろし、会館内に運ぶと中でみゆきさんに出会った。みゆきさんは俺の姿を見るなり「おかえりっ」と言ってくれた。慌てて「ただいま」と返す。

大川平は今年も俺の帰るべき故郷のままだった。いいもんだな、故郷って。
2007年9月9日(日) at 03:24 / コメント( 2 )/ トラックバック( 0 )
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このエントリ(記事)へのコメント

いつもの / 休憩爺

私らしくないコメント。
大川平に近づいてきた時の
旧道者さんのはやる気持ち、
到着した時の「着いたぞー」という思いが
伝わってきました。
2007年09月09日(日)   at 13:58

中間報告も含む亀レス / 本人マーク(認証コメント)旧道者 URL

・・・ホンマスンマセン。放置してもて。

今回のはさらっとした感じにまとめようかと思っていましたが、いざかいてみると並々ならぬボリュームで私自身驚いております。

また今回は私の仲間の紹介も兼ねたレポにしてみようかと思うが、あまり深く(プライバシーに関わるかもしれないから)書かないように努める為、投稿前の修正等で多少難航する場面があるかと思われます。

でも皆個性的で魅力的な人ばかりなので、楽しみにしていてください。

◎休憩爺さん
思いを伝えるというのは難しいもの。特に私のような口下手かつ文章下手には計り知れない難易度を誇っております。

とはいえあのときの気持ちが伝わっていたということがわかって光栄であります。

レポはまだ始まったばかりですが、絶対に仕上げますので、生暖かい目で見守って下さい。あと北海道レポも。
つぅかそれが終わらんと他のが書けん・・・_| ̄|○
2007年09月24日(月)   at 1:52

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